みなさま、この鳥はなんだかご存知でしょうか。
この鳥はインドネシア語で「ジャラッ・プティ(jalak putih)」といいまして、
ムクドリの一種、日本語では「カンムリシロムク鳥」といいます。
バリに行かれたことのある方は目にされたこともあるかと思いますが、
ホテル、レストラン、カフェ……バリにはあらゆる場所にバリのアートが飾られており
このジャラッ・プティはその絵画のモティーフにもよくされています。
この、白い羽に青い目……実際には「目」ではなく目の周りですが、
まるで架空の、想像のもののようにも思える神秘的な鳥なのですが、
これはバリ島固有の種の鳥で、実際に実在する鳥です。
ちなみにバリ州(バリ島はインドネシア33州のうちの1州)の州鳥となっています。
ただし、現在では絶滅寸前となりつつあり、
日本のチームを含めた海外の飼育チームも加わって繁殖を増やすプロジェクトが組まれているそう。
ですから街中はもちろん、ひと目見たい、とどこかの森の奥に入り込んでも
このジャラッ・プティを実際に目にすることはできません。んん~、残念
しかし、だからこそ神秘性が増すのか、
バリを代表する鳥だからこのように絵画のモティーフとして描かれ、
またこのように描かれるから、さらにバリらしさを感じ……という、
とにかく、なんともバリらしさをこの鳥に感じるのは決して私だけではないと思います。
そこで……少し前になりますが、お客様からご質問がございました。
プンゴセカンスタイルと言われるバリ絵画(いわゆる「花鳥画」なのですが)
それらに描かれる鳥や花はどういう意味を持っていますか、というものでした。
このジャラッ・プティは非常に仲が良い鳥らしく、カップルで仲睦まじくいることが多いとか。
そんなことから愛の象徴ともされているため、
プンゴセカンスタイルではペアで描かれることが多いそうです。
また、ジャラッ・プティと共に描かれる花はハイビスカスやフランジパニ(プルメリア)、蓮の花、
他にも私共が名前も知らないような花が描かれることもありますが
いずれにしても南国らしい花、バリ独特の花などを盛り込んで描かれています。
そしてさらにもう一つのご質問は
森や木々を思わせる背景が、それら本来の「葉っぱの緑」や「木の茶色」だけに限定されることなく
赤や青や紫などが使われていることも多いのですが、
それらの色に意味はあるのでしょうか? というものだったのですが、
実際その時は私共も即答できませんで、
「次回、画家さんに会った時に聞いて参ります、それまでの宿題にさせて下さいませ」と
ということにして頂いたのですが、こちらに関する回答としましては
個々の感性にゆだねられるものが多いという事からか、残念ながら
特にこの色はこんな意味で、この色はこんな意味で、というのはないのですが……
というお答えでした。
そんなわけで結局、宿題の答えとしてはあまりスッキリご回答できなかったわけですけれども
また別の画家さんにお会いする時にはぜひ同じ質問をしてみようと思っています。
その時に違うお答えが返ってきましたら、また是非みなさまにもお知らせしますね~
それでは、今日はこの辺で……
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