思うところあって先日大掃除をしておりました。そう、今話題の「断捨離(だんしゃり)」です。
物を「断って」「捨てて」「離す」という、誠にいさぎよい方法でもって身の回りを改める
生活改善術のようなものなのですが、そんな断捨離中の一コマ、
引き出しの整理をしていましたらインドネシアの昔の紙幣がでてきました。
なんだかその頃の思い出が一気によみがえり、しばしノスタルジーに……。
15,6年ほど前ですかねぇ……当時は10000ルピア札が最高額紙幣だったのですが
ある時バリに行くとそれを超える20000ルピア札ができており
「すごいなぁ~」「すごいなぁ~」と、とっても興奮したのを覚えています
確か同じ頃に、今はもう見ませんが金色の500ルピア硬貨も新たに出来ていて、
またその硬貨の表面には花型のような型押しがされていて……とても美しい硬貨でした。
ちなみに私は世界の貨幣コレクターでも、古銭コレクターでもなんでもないのですよ、
ないのですが、やっぱりはじめてみるお札や硬貨にはなんだかとっても感動してしまいました
こちらが当時の20000ルピア紙幣なのですが、
なんかこう、気品があって良かったなぁ~
でも難点は、その時の5000ルピア札と感じがかぶってたんですよね~。
間違いそうでちょっと困ってました
そんな5000ルピア札はこちら。
ダーク系に赤系という具合で……なんとなく似てませんか
この当時クタのはずれのコテージのような、でも施設的には限りなくロスメンに近いところに
1か月ほど滞在していたのですが、ある日そこで働いているあんちゃん(兄ちゃん)と
ちょうどこの出来たての新札のことを話してたんですね、
「すごいね、20000ルピア」「うん、新しいお札ってなんかいいよね」とか、なんとかかんとか……
するとそこへ別のスタッフがやってきたのですが「ワタシ ニホンゴ ベンキョ シテマス」と
日本語で会話に参加。
すると先のあんちゃんは何に火をつけられたのか分かりませんが(笑)、
私とはさっきまでインドネシア語で話していたのに急に英語で話しだすのです。
私は英語は「あんまり」なのですが、
とりあえず聞き取れるのは聞き取れ(るような気がし)ますので、
「なんだこいつ、めんどくさいヤツだなぁ~」と思いながらも(笑)会話を続けていました。
ただし自分が喋るのはインドネシア語の方がラクですのでインドネシア語。
すると一人は英語だわ、一人はインドネシア語だわ、もう一人は日本語だわ……と
三者三様、三つ巴。
ただし、英語のコだけ日本語がわからないので、
途中で「なになに? こいつ何て言ってんの? どういう意味?」ってなことを聞いてくるのですが、
それでもずーっと、時には話が脱線しちゃってお腹を抱えて大笑いしながらも
なぜかみんな頑ななまでに3カ国語で会話をし続ける、
ロスメンの薄暗いカウンターでのシュールな情景(笑)。
晴れ渡る空、そよぐ椰子の葉、大きなバンブーのソファ(←ちょっと時代を感じるアイテム)
まるであの日あの時のあの場所にいるかのように、
この20000ルピア札を見て思い出してしまいました
古き良き、のんきな時代……
いやぁ~しかし、人間の記憶って変なところでスイッチが入るものですね。
物はしっかり断捨離しても、「思い出」というものは消えないので、
きっとそれでいいのだなぁと思った真夜中の「断捨離」行でした。
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