さて、前回のお話の続きなんですが、
バリ島で乗合バスの「ベモ」に乗ったと書きました。
サヌールの目抜き通り、ジャラン ダナウ タンブリガン(ダナウ タンブリガン通り)での乗車、
距離にして1km前後でしょうか……時間も1~2分。
そんな少しの距離なので普通の金額……と言いますか、適正価格といいますか、
車体にもどこにも乗車金額が書いてあるわけではないですので、
まぁ、普通この金額から、とされているRp.1.000(1000ルピア)を払っていて、
運転手さんはなにも言わずに受け取ってくれていましたので、それでいいことにしていたのですが、
ある時、母と一緒に乗りまして、二人ですからRp.2.000を渡しますと
その時の運転手さんは「Rp.3.000だ」言うのです。
最初は「え~、いつもRp.1.000なのに~」と言ってたのですが
「本当はRp.3.000なのだ」とか言いだすのです……で、仕方なくRp.3.000払いますと、
あろうことか一人Rp.3.000だから、二人でRp.6.000だ、というのです。
……もう……
と思いながらも、結局は払ったのですが(その時の様子はこちらから)、
油断も隙もあったもんじゃない話と言いますか、まぁバリにはそんな話が溢れてるわけですが(笑)、
こないだの9月です、またベモに乗っていました。
■車内左右に長椅子状のシートがあります。扉は走行中も開けっぱなし(!)
この時も二人だったのですが、懲りることなく普通にシラーッとした顔をして
Rp.2.000を渡しますと、Rp.6.000だというのです。
前回と同じ金額を言われてしまったので、これは(観光客だから高く取られてるにしろ)、
一人Rp.3.000と相場を決めているのかなぁ、と思いました。
ベモが法的にどのような届け出を出して営業し、どこまでどんな決まりがあるのか詳しくは知りませんが
ベモは公的乗り物でありながら、運転手の個人的裁量で好きなように走る(ように見える)乗り物です。
本来のルートはデンパサールまで行くもの、と思っていましたが、
目抜き通りだけを往復してる運ちゃんもいれば、
反対方向を走っていてもUターンしてきて乗れ乗れ、と営業する運ちゃんもいます。
だから、表向きは「ルート内を自由に乗り降りできる庶民の足」ですが、
実際はかなりいい加減。
ですから、地元の人にはそんなことは無いでしょうが、料金も運ちゃん次第。
そんないい加減なベモ、いいかげんな運ちゃんがまたもやRp.6.000といってきました、
前回もそう言われたし……もう仕方ないか、と思い
またもやRp.6.000を払ったわけですが、あろうことか(またです)……!!
一人Rp.6.000だというのです
でもね、おじさん、はっはっは……! そんな手には乗らないのですよ……はっはっは!
と今は明るいフリをしてますが、その時の内心は
「またこれなの~? もう……いいかげんにしてよ……」とちょっとブルー
結局「いや、もう二人でRp.6.000払ったんだから、ね、おじさん、もう知らないよ」と
強引ぐマイウェイに歩き出しました(ちなみに、お金を払うのはベモの中ではなく、
ベモを一旦降りてから助手席の窓越しに払います)。
買い物にしても、何にしてもそうですが、
バリやインドネシアでは(他の多くのアジアの地域もそうだと思いますが)
「言ったモン勝ち」、「ダメで元々、でも、とりあえず自分の得するように言ってみる」
というのが基本ですから、とりあえず勝手な言い分を押しつけてきますからねぇ~
それを、はいはいと聞いていては……ええ、大変なことになっていきます
そして、買い物とは違って交渉してはいけないのがベモ。
「いくらですか?」なんて聞くと、とんでもない額になっちゃいます。
次回は、そんな恐ろしい恐怖のベモのお話
それではみなさま、ごきげんよう~
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