初めて両親をバリに連れて行った時、スーパーの中で母親は声をひそめて言いました。
「この子らなにやってんの……?」
そこにはプラスティックの、日本でいうお風呂の椅子のようなものに腰をかけ、
一応、お客さんの邪魔にはならないように陳列棚の隅っこで、
でもなにかの作業をするわけでもなく、ボソボソとおしゃべりをして座っていました。
4、5人で……。
このスーパーの従業員なのでしょうが
サボっているのか、することがないのか、することが終わったのか……
とにかく時間を持て余しているような様子であることは確かでした。
スーパーを出ました。
今度は父親が声をひそめていいました。
「こいつらは一体、なにをやってんねや??」
そこには20代から30代の男性がやはり4、5人、
仕事をするわけでもなく、休憩中のようでもなく、何をしてるでもなくただ座っておしゃべり。
彼らの真実は、仕事を待っていたり、客引きをしてる最中だったり、
ということもあるとは思うのですが、実際私たちが通りを歩いていて、
見ている限りにおいては
「(働き盛りの)大の男がこんなとこでなにやってんの??」
と、どうしても思ってしまうのです。
これらはやはり仕事がなく、または、たとえ職には就いていてもする仕事がない
という状況なのかもしれません。
当人ではないので簡単には言えませんが
人件費が安いことから、雇えるところはたくさんとりあえず人を雇うのでしょうし、
かといって、雇われる方は職を確保したところで
安い賃金でしか雇われていないのでしょうから
「しっかりお給料をもらいつつ、仕事は少ないのでラクチンです、ルンルン♪」
というわけでもなさそうです。
難しいものですね。
さてさて……深~く 考えると、インドネシア経済にまで語らなくては
いけなくなってしましますが、
難しいことを考える脳ミソを持ち合わせていない私は、
バリのケンタッキーでそんなことを笑い飛ばせるような光景に出会いました。
それが、こちら!
ドン!
わかっていただけますかしら……
「一体、何人スタッフいるの?」と言いたくなるような密集度なのですが
とりあえず、このカメラの枠内だけでも7人おります。
私はファストフード店ではアルバイトの経験がないので
本当のところはよくわからないのですけれども、こんなに人いりますぅ~???
いらないですよね~ ……勝手な解釈でしょうか??
確かに大きめの店舗ではあります。
サヌールのバイパスのケンタッキーで、
日本でいうと国道沿いの駐車場付き店舗って感じでしょうか。
ちなみに、夕方のお客さんの少ない時間帯だったのですが
カウンターの中、調理のスタッフも含めてですが確実に20人以上はいましたね
っていうかいました。数えましたので
みんなに仕事は行き渡っているのか、なーんていらぬ心配までしちゃいましたが
ケンタッキーの制服を着て、誇らしげに仕事をする若者たち、
そんな若者たちがカウンターの中をドヤドヤと行き来する光景は、
おかしくも、頼もしい光景でありました
大人のためのバリ雑貨
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