旅行とホテルはワンセットです。
昔々、本当にバックパック一つ背負って「ジャワ島を横断」なんてことをしていた頃は
ホテル、いえロスメン(インドネシア版民宿)なんて
安全が確保できて寝られればいい、という感じでしたが
そんな私も、もう大人(もう結構大人過ぎてますが)
今ではやはり快適さや心地よさを求めてしまします。
安心して(自分の好みからハズれない、という意味で)滞在できるホテルもありますが、
一つのところにこの先もずっと泊り続けようとはまだまだ思いません。
それは、いろんなホテルのいろんな良さを知ることも
私の場合は旅の楽しみの大きな部分を占めているからかもしれません。
この9月に初めて泊った「The Oberoi Bali ジ・オベロイ・バリ」は
かねてからの憧れのホテルでもありました。
私は基本的に次から次へとどんどん出来る、新しいホテルにはあまり食指が動きません。
ホスピタリティ、サービスの良さに定評があるところ、
落ち着いた雰囲気のところというのが第一条件でしょうか。
消去法でいくとまず、客室数が300や400にもなるホテルはちょっと……
エリアではクタ、レギャン、ヌサドゥア、ウブッは……パス……
あと、一人で宿泊することも多いので「ファミリーに人気の」とか「お子様連れでも」とか
妙にアットホームだったり、ワイワイガヤガヤなのも……
そういえばバックパックを背負ってジャワ島からバリ入りしたあの頃……
当時からオベロイは単なる高級ホテルではなく、
リゾートを愛する人のための、大人のためのハイダウェイ……そんなイメージがあり、
「私もいつかあのオベロイに……!」と思っていたものでした
そしてもうえらく時が経ってしまいましたがそんな機会がやってきて……。
一般の通りからオベロイの敷地に入りますと、そこはもうオベロイの世界。
目に眩しい、手入れの行き届いた芝生、
エントランス、レセプションへと向かうアプローチ、階段……
この初めの、たった少しを垣間見ただけでそこは完全なるオベロイ。
エントランスからレセプションへと向かうアプローチ。
突き当たりの階段を上がると、ロビー、レセプションとなっています。
ロビーへあがる階段の脇に、回廊のように続く道。
そこから中庭を眺めるように椅子が置かれています。
壁に造りつけられているのは書棚。こんなところで静かに読書も素敵です。
ここから階段を上がり、少し薄暗いロビーを抜けますと視界は大きく開かれます。
目の前は海!
波打つビーチを眺められるよう、ちゃんと椅子が用意されています。
特等席です。
レセプション棟を抜けてヴィラ棟の方に歩いて行くのですが
しばらくお庭の中を歩きます。
レセプション棟を振り返るとこんな感じ。
構造美と言いますか、計算しつくされたのであろうレイアウト、ランドスケープ……
いやぁ……どこを歩いても美しいです。
ハード面はそんな感じ。
ではソフト面は?
スタッフの、ホテルマンとしてのレベルの高さが相当なものだと感じ受けました。
創業からはもう30年以上になるらしいのですが、
創業当時から勤め上げてきたというスタッフもいらっしゃり、
誇りを持ってオベロイで働いているという感じ。レベルの高さもうなづけます。
ただし……残念なことに、全てのスタッフにその意識が行き届いているかといえば
そうではありません。あり得ない対応をするスタッフもいます。
これが他のホテルでなら「あぁ、よくいるね、そういうスタッフ」ということになりますが
そうでないはずのホテル、オベロイだからこそ私の心は落胆し、
「なにか違う」感になってしまいました、というのが簡単に言えば
私のオベロイの感想です。
期待し過ぎていたのか、買いかぶり過ぎていたのか……
以前、アマンダリに泊ったことがあります。
ご存知のない方に少しご説明致しますと、
このホテルは世界のベストホテルにも選ばれたこともあるホテルで
バリ島の全てのリゾートのお手本となった、といわれるホテルです。
客室料金はオベロイと比べると倍以上します。
でも、このホテルがやっぱり素敵だからホテルでの時間をたくさん過ごしたいと思い
レストランでの食事やルームサービス、スパ等、存分に楽しみました。
支払う対価もそれ相応、と充分納得できたものでした 。
そういう、(私にとってですが)素晴らしいホテルに比べると
オベロイはレストラン・バーなどが高すぎます。
アマンダリと同じぐらいするんじゃないか、と感じました。
というか、アマンダリにはもっと良心的なお値段のものもあったような……。
本来ならホテル内でゆっくり過ごしたかったのですが
オベロイでは、それだけの価値を見出すことができず、
どうしても食事も外のレストランに出ることが多くなりました。
部屋もどうしても狭いです。これも「なにか違う」感の一つかもしれません。
また泊りたいかというと…… ビミョ~~。
プールやロケーションはいいんですけどねぇ……
では、そちらの方はまたの機会に
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