日本人が「勤勉」で「まじめ」というイメージを持たれていたのはいつ頃までのことなのでしょう。
どこの誰の努力のおかげか、「勤勉はならぬ」、「休め」、「休め」と言われ続けて、
今ではすっかり「日本人? 勤勉? ……そうかぁ~?」って感じになっちゃいました。
……とまぁ、自分の国でもこのように変わってきていますし、
やはり人はそれぞれですから一言ではいえませんが、
それでも国民性というか、気質、みたいなものがあるじゃないですか、
良いとか悪いとかではなく、例外ももちろんあるとしたうえで
例えば日本人でしたら、「和を重んじる」とか(かろうじてまだ変わってはないと思うのですが)、
「どちらかというと社交的ではない」とか……
そういう意味で私の思うバリ人、インドネシア人というのがやはりあるのですが、
まず一つ目は「陽気」 これはもう……そうですね、陽気ですね。
基本的に明るく、楽しいことが好き……笑いの輪がどんどん広がっていくイメージ。
本当は気質という意味でも、バリ人とジャワ人と比べてみるだけでもやはり違いますし、
ジャワの中でも比較的近い「ソロ」と「ジョグジャカルタ」でさえも違います……そういえば、
私は生まれも育ちも大阪ですが、他の地方の方は「関西の人って……」と
よくひとくくりにしておっしゃいます……がぁ、関西人からしますれば、
どんなに近くても大阪人と京都人は明らかに違いますし(笑)、神戸は神戸でまた違います。
それでも「関西の人ってボケたらツッこむよね」「なんでも笑いにするよね」といわれたら
「そうですね~」となりますし(ボケた人を放ってはいられないのです(笑))、
共通する部分もたくさんあると思います。
ですからインドネシア人も細かく言えば違うんですよ、違うんですけど、
それでもなんとなく、みんな明るく楽しいように思います
知らない人同士でも気軽におしゃべりが始まります。
私のバリ人の友人「ワヤ男(仮名)」なんて……
数人でタクシーを探していたのですがなかなか通らなかったため、
ワヤ男が大きな通りまで拾いに出てくれました。
そしてつかまえたタクシーでみんなのところに戻ってきてくれ、みんなが乗り込みました。
ワヤ男は戻ってきた時から助手席に座ってくれていたのですが、
目的地に着くまでずーっと運転手さんと話をしていました。
バリ語で話していたためなんの話かはよく解らなかったのですが、
ヒーヒー言って笑いこけたり、肩をたたいたりしているのを見て
てっきり「あぁ、たまたま友達のタクシーに乗ったのか」と思っていました。
自然にそう思うほど、なんの違和感もなく二人は私たちの前でおしゃべりに興じていました。
そしてタクシーを降り、ワヤ男に「友達だったんだね~」というと「違うよ」と……。
「ええーっ? とっても楽しそうによく喋っていたじゃない?」
「うん、でも友達じゃない」
なるほど、ただの知り合いだったら友達とは言わないのか……と思いなおし、
「あぁ、知ってるってだけね?」と聞いても「ううん、初めて会った人」というので
思わずコケそうになりました
正直、「すごいなぁ~バリ人……すごいなぁ~ワヤ男」と思ってしまいました。
だって、フツーありえないですもん、
知らない人とあんなに楽しそうに、あんなに長い間、途切れることなく喋り続けるの……
以前に「バリの映画館では知らない人同士が感動しあって、喜びあって握手をしていて……」
という話を書いたことがあるのですが(その時の記事はこちら)
本当に「人類みな兄弟」的な、ハートウォーミングなところは多々あるように思います。
バリだけにかかわらず、ジャカルタで、スラバヤで、ジョグジャで、
「あれ? あなた達って友達?」と今まで何回聞いたことがあるか……。
しかもことごとく「ううん、全然」という、期待を裏切るようで裏切らない返事♪
みんな友達……大いに結構!
でも、バリ人気質には厄介な一面もあるのです……
そ・れ・は……またの機会と致しましょう
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