前回、マデ男くんの英語がインドネシアなまりになってくると
「パーティー party」のことを「パルティ」なんて言いだしちゃう、というお話をしたのですが、
基本的にバリ人・インドネシア人の英語って独特です
日本人の英語もカタカナ英語とかよく言われますが、
バリ人も英語の表記をそのままインドネシア語読みで発音しちゃいます。
だから「party」は「パルティ」なんですが……
というわけで、そうです、「super market」は「スープルマルケッ」
はい、みなさんご一緒に……スープルマルケッ
そんなこんなで、バリ島はデンパサールの「ティアラデワタ」というスーパー。
あ、ちなみに欧米諸国でもそうでしょうが、「スーパー」「スーパー」と日本人は略しますが
バリ人・インドネシア人もそれをヘンテコに思います。
「super」はあくまでも「market」への装飾の言葉であって、
「スーパー」という言葉に、何らマーケット・市場の意味はないですものね~。
といいつつ、私も日本人ですので何はばかることなく「スーパー」と言ってますが……
はい、話しは戻って「ティアラデワタ」というスーパー。私はここが大好きです
外資のスーパーや、大型ショッピングモールも昨今数々出来ていますが、
ここは何といっても昔ながらの、独自の路線をひた走るローカルさ満載のワンダーランド
ん? ちょっと言い過ぎかしら
ゲームコーナーやミニ遊園地みたいなものもあるのですが、どことなくレトロ。
自分の子供のころを思い出して懐かしく感じます。
と言いましても、私一人ではこういうところに足を踏み入れて遊ぶわけではないのですが
マデ男家族と一緒におでかけ、という時にはチビたちもおりますので
彼らが遊ぶのを見ていたりします。
「プナクッ(penakut = こわがり)」のうちのお子たちもこの電車なら何とか乗れます。
何とか、なところが可愛いです
■こっちを振り返っている黒いTシャツが長男ワヤン(仮名)、手前がデデ(仮名)
大きなパンダや熊のぬいぐるみのようなロボットに乗ってフロアを歩くものがあったのですが
チビのほうは泣いてこわがります。デデ、もう小学生でしょ
でもおもしろいのがこれとはまた別の、お金を入れるとその場でギッコギッコと動く
バスの乗り物に乗ったデデ。「こわがりなんかじゃないも~ん」というアピールなのか
両手を上げて「イェ~イ」なんて言っておるのです……吹き出してしまいました
絶叫マシーンじゃないわよ~。そんなん、3つの子供でも乗れるわっ
しかしそんな彼らは、実はこのスーパーより近くの「ラマヤナ」というところが好きなのです。
私が「じゃあ今日はスープルマルケッに行こう!」というところまでは喜ぶのですが
「よし、ティアラデワタに行こう!」というとハッキリとは言いませんが少しさびしそうな顔をします
私もラマヤナの方が喜ぶことは知っているのですがね……
でも、ティアラデワタの方がおもしろいんだもん 許してね。
なにがおもしろいのかというと……何なんでしょうかねぇ……あはは
多分、一番初めにバリに行った時、それこそ20年ほど前になりますが、
その頃からバリに行く度に行ってたスーパーということもあり、
自分にとって思いがたくさんある場所なんでしょうねぇ……。
近くの「マタハリ(デパート)」やラマヤナなんかももちろん行ったことはあるのですが
なんか違う
洋書ではない本たちがそろう書店、家で待つ家族のための食事が見えてくる隣の人のカート……
ティアラデワタかから見える普通のバリの人々の日常が私は好きなのだと思います。
それと、これは個人的な思いなのでしょうが
ほとんど変わっていないんじゃないかと思うその造りや併設のプールから上がる子供たちの歓声、
フードコートのメニュー、レジの女性の緩慢な所作、店内に流れるアナウンスの女性の声……
今行っても20年前にタイムスリップしてしまいそうな、
変わることのないあらゆる事柄が追憶に拍車をかけます。
願わくば、最新型スーパーなどにはならなくていいから、ずっとそのままでいてほしい。
もちろん、たんなる旅行者のノスタルジックな戯言とはわかっているのですが……
いつもありがとうございます♪
もひとつついでに「ポチっとな」をどうぞよろしくお願いします♪
大人のためのバリ雑貨
もっと気軽に飾って頂きたいバリ絵画の「ギャラリー華」はこちらから♪
コメント