ギャラリー華の Bali Bali バリ島

空港タクシーの料金表

 

前回は、バリに着いてもホテルや知人の方の迎えがなければ

一般的には空港タクシー（エアポートタクシー）を使うことになりますね～

……というお話を致しました（その記事はこちら）。

 

そんなわけで、空港を出ましたら「TAXI SERVICE」と書かれた窓口に並ぶのですが

エリアによって最初から料金が決まっていますので、その金額を前払いします。

 

街なかを流しているメータータクシーよりも高めの料金設定にはなっているのですが

前もって行き先を告げた上での前払いとなっていますので、

これ以上、一切余分に支払う必要がありません（気持ちのチップは別といたしまして）。

これがこの空港タクシーのいいところ

 

普通のメータータクシーですと、初めての方や土地勘のない方は心配されることも多いかもしれません。

遠回りや多めの金額の請求……でも、この空港タクシーなら安心

窓口で目的地（ホテルの名前など）を言って、そのエリアまでの料金を支払うのですが

金額は決まっていてきちんと掲示されていますので、言われた分を払えば問題はありません。

たとえ運転手さんが迷って遠回りになろうが、時間がかかろうが

後になって料金に上乗せしなければならない、なんてことは一切ありませんので

安心して乗っていられます。

 

ただ、ホテルを告げるともちろんそのホテルまでは連れて行ってはくれるけど

エリアの金額だけは高いエリアを請求されるなんてこともありそうといえばありそうなので

ご自分の泊るホテルがどこのエリアにあたるのかぐらいは

下調べをしておいた方がいいかもしれませんね。

 

例えばこういうことです。

「〇〇というホテルまで」と言いますと、実はクタなのにスミニャッ（空港からはより遠いところ）です、

と言われて高めの金額を払わされる……ということが「ない」とは言い切れないので

調べておくに越したことはないかしら……ということです。

まぁ、差額といってもそんなに顔が歪むほどのことではないはずですが……

でも、安心できるからといって気を緩めっぱなしにするのではなく

どこかでしっかり自衛する気持ちも持っていませんと……ねぇ。

リゾートといえど、楽園バリといえども、外国であることには違いないのですもの

 

それではこちらが空港タクシーの料金表です（この写真は2010年12月末のもの）。 

 

ちょっと怖いお兄さんの顔は見ないふりをしておいて下さい……

ええ、半分以上この人の頭で隠れちゃってますけどね……どうもすみません

 

それではまず、完全に見えておりますNo.1～13まで。

 

1.TUBAN Rp.35.000

2.KUTA(Discoverry) Rp.45.000

3.KUTA CENTER(Batas Utara Jl.Melasti, pelasa) Rp.50.000

4.LEGIAN(Jl.Padma s/d  Jayakarta Hotel)Rp.55.000

5.SEMINYAK (Double Six, s/d Bintang) Rp.60.000

6.DYANA PURA / ABIMANYU Rp.65.000

7.OBEROI / KEROBOKAN Rp.70.000

8.UMALAS / Br.SEMER / KUWUM Rp.85.000

9.DENPASAR -1(Natur Bali Hotel Denpasar)Rp.70.000

10.DENPASAR -2(Renon, Tanjung Bungkak, Kereneng)Rp.88.000

11.DENPASAR -3(Nagka selatan, Jl. Ratna, Jl.Akasia) Rp.90.000

12.GATSU / UBUNG STASION Rp.90.000

13.GATSU TIMUR / TOHPATI Rp.100.000

 

続きましてNo.14～28。　ただしここからは推理と憶測によるものとなります。

ご了承くださ～い　ちなみにわからないところもありま～す、ごめんなさ～い

 

14.RITZ CARLTON / （なんて書いてあるのでしょ、わかりません） Rp.95.000

15.SANUR /　（不明）　Rp.95.000

16. KED（……の後、ちょっとわかりません。料金からして近場のようなのですが……）　Rp.55.000

17.JI（Jimbaran ジンバランでしょう）  Rp.60.000

18.JI（こちらもジンバランだと思いますが、きっとジンバランを17と18に分けてるのでしょうね） Rp75.000

19.（不明）　 Rp.105.000

20.（"N"　と見えるようですので　Nusa Dua　ヌサドゥア　でしょう）　Rp.110.000

21.（"P"　で始まるところ……んん～、どこでしょう？）　Rp.115.000

22.（"U"　ですが下にUbud　ウブッらしきところがありますのでUlwatu　ウルワトゥですね）Rp.135.000

23.（"B"　Batubulan　バトゥブラン？ん～、でもバトゥブランは行き先に載らなさそう……）Rp.105.000

24.（"CA"　っぽいですがCandidasa　チャンディダサは下にあるし……ん～、わかりません）　Rp.135.000

25.TA（Tabanan　タバナン？　いや、Tanah Lot　タナロッ　でしょうか）　Rp.190.000

26.UB（これはUbud　ウブッですね）　Rp.195.000

27.PA（Padanbai　パダンバイでしょう）　Rp.315.000

28.CAN（Candidasa　チャンディダサですね）　Rp.335.000

 

いやぁ～、クイズのようになってしまいました～

わからないところもありましたし、違ってるところもあるでしょうから、

みなさんも一度推理してみて下さ～い

 

【関連記事】

空港到着と空港タクシー(エアポートタクシー) 

 

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空港到着と空港タクシー(エアポートタクシー)

 

バリのデンパサール空港に着きますと、

ホテルや友人・知人の迎えが無い方は自力で目的地まで行かなくてはならないのですが

その際にお世話になるのがこの空港タクシー。エアポートタクシーでございます。

 

デンパサール空港には市バス・路線バスの類がありません。

以前にも書いたことがあるのですが、

路線バスも各エリアから目的地を空港として、降りることはできるのに

空港から路線バスに乗って目的地へ赴くことはできなのですよね、おかしいですね。

タクシーなんかよりはるかに安いのですがね～。

 

他にレンタカーがありますのと、また、どうしても安く済ませるんだという方には、

徒歩で空港を出て、少し歩いたところからベモ（庶民の乗合バス）に乗る、なんて方法もあります。

私も昔、本当になぜか「旅にお金をかけないことが全て」だった時代（笑）、

何度かこれをやったことがありますが、ハッキリ言って今はちょっとしんどいです

 

でもこれは何も、今、お金があるからというわけでも、

当時がそんなにしてまでお金を使いたくないぐらい貧乏だったからというわけでもなく、

旅の目的とスタイルによって違うのだから全然構わないのでないか、と

今、我がことながら思うのであります……が、……ただ、ただ、ありていに言えば、

バリ、インドネシアの物価は日本に比べますとやっぱり安いわけであり……

タクシーで10km走っても1000円かからないわけです。

ですから、旅行をしている日本人にとっては問題なく乗れる料金だと思います。

でもですね、その1000円というのは人によって、ええ、もちろんバリ人にとってでもありますし、

バックパックを背負って少しでも長く、少しでもいろいろなところを見たいと思う

当時の私にとってでもありますが、この１０００円が何日分の食費になるか、

この１０００円があればあと何泊滞在をのばすことができるのか……

そういうことになるのですね。

  

でもまぁ、これを読んでくれていらっしゃいますみなさまがお金をかけたくないバックパッカーでない限り、

普通はこの空港タクシーを使うのが便利でございます。

というか、ほぼこれを選択するしかありませんね

 

そんなわけで入国審査、税関を通り国際線の空港建物を一歩出ますと

そこには、目の前にワーッと大勢の人がおります。

柵が設けられており、その向こうに人はいるのですが

多くは旅行社やホテルからの迎えの人たちで、みなさんネームプレートを持ったりして

お客さまの到着を待っているわけですね。

さすがバリ、観光大国（島？）。日本ではこんな出迎えの人見たことありませんもの。

 

話しは戻って空港タクシーですが、直接タクシー乗り場などに並ぶのではなく

前もって目的地エリアまでのチケットを買います（というか前払い）。

そのチケット売り場が空港の出口を出た右に、レンタカー、旅行代理店などと一緒に並んでいます。

 

 

この「TAXI SERVICE」と書かれた窓口、ここですね、まずはここに並びます。

 ここで目的地を告げて、料金を前もって払っておくのですが 

実は街なかで拾うメータータクシーより、料金は高めの設定になっています。

それでもこの空港タクシーの良いところはエリアによってあらかじめ値段が決まっているという事。

これはなかなかの安心材料

 

それでは、そのエリアごとの料金は次回にご紹介いたしましょう♪

それではみなさまごきげんよう 

 

 

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ホテルマンくんの心中（しんちゅう）

 

バリのホテルでの、ちょっと一人でニヤッと笑ってしまう出来事。

 

その日、私はどうしても日本に手で持って帰らなくてはいけない荷物がありまして

それを手にしてホテルへと帰ってきました。

後日の船便、航空便ではなく、できるだけ早く日本に持ち帰る必要があったため

帰国の際に持って帰ろうとしたわけです。

それは商品のサンプルだったのですが、しっかりとした梱包はされていなかったため

破損しないよう、傷がつかぬよう、また、持ち運べるようにしっかり梱包しなくてはなりません。

 

帰国までまだ日にちはあったのですが

明日にはこのホテルを離れてチャンディダサへ行かねばなりません。

と言いましても、帰国する数日前にはまたこちらのホテルに戻ってきますので

この商品のサンプルはホテルに預けて行くつもりでした。

 

そんなわけでホテルマンの若いスタッフの男のコに

5日後にまた戻ってくるから預かっていてほしいという旨を説明し、

ついでに「あの、これとっても大事なものだから梱包したいんだけど、

何もないのよね～、梱包して下さらないかしら～？」とお願いしますと

元気な笑顔で「はい、承知いたしました！」と快諾♪　ありがたや～

 

それから数時間後、そのホテルマンくんがおりまして、前を通りましたので

「どう？　梱包うまくできた？」と聞きますと「うーーーん、ダメです」というお返事。

一時預かりの荷物置き場、券倉庫がありまして、そこにちゃんと保管されていたようなのですが

そこから私が預けた荷物を持ってきてくれました。

そこには……

 

写真でもあれば笑っちゃうと思うのですが

ジュース用の小さなダンボール箱を開いてその荷物を包もうとはしてくれているのですが

いかんせん箱が小さすぎるため荷物の１／４ぐらししか包めていません

っていうか、全く包めてないし……ダンボールが貼りついてるだけ

 

怒る気なんて全くありませんが何だかおかしくて

「これじゃぁ持って帰れないわぁ、大事なものなのよ～　でもまだ日にちはあるからよろしくお願いね」

と、もうちょっと頑張ってもらおうと思い、翌日、チャンディダサへと向かいました。

 

そして５日後このホテルに戻ってまいりますと

その日の夜でしたか、そのホテルマンくんと顔を合わせますと

「あっ、お客様、できましたよ！　ちゃんとあなたの大切なお荷物、しっかり梱包しまして

大事に保管しております、どうぞ見て下さい、こちらです！」と

荷物倉庫の扉の鍵を開け、嬉々として私を中へ招き入れました。

 

すると倉庫の奥まったところに、荷物が見えないぐらい（これが当たり前）しっかり梱包された姿で

棚の上に置かれていました。

 

おぉ～、グッジョブ　です。

 

 

これ　↑　は日本に帰ってきてから撮ったものですが

「よしよし、よかったね～、しっかり梱包してもらったんだね～」と

我が子に再会するかのごとく喜びました。

「ありがとうね～、紐も持ちやすそうにしてくれたのね～、うんうん、ありがと、ありがと」

 

ホテルマンくんも私が喜んでいるからか、すこしハニカミながらも誇らしげです。

ありがとうね　ありがとうね　じゃあ、あとは出発の日までよろしくね、

大事なものだからしっかり預かっててね

……とその倉庫を後にしたのですが部屋について気が付いた

「あ、チップ渡すの忘れてた～」

 

彼は、たまにいるような「ほら、ボク頑張ったでしょ、ね、だから、ホラ、何か……忘れてませんか？」

とチップを暗に要求するような、そんな素振りが全くなかったため

余計に申し訳なく思い、明日必ずチップを渡そうと思いました。

 

そして翌日、彼がいたのですが、ロビーに人もスタッフもたくさんいたため

「あの荷物はちゃんと保管してくれてる？　もう一度、見て確かめてもいい？」と倉庫の扉を開けてもらい、

「うんうん、大丈夫ね。そうそう、これ、昨日渡すの忘れてたから……チップ。ありがとうね」

というと、「あ、そんなぁ……いえ、ありがとうございます」と、とっても喜んでいました。

 

そしてその晩、ホテルから夕食を食べに出ようとすると彼の姿が見えたので

「こんばんわ～、食事に行ってくるわね～」と声をかけますと

「あの♪　また、大事なお荷物、確認されますか♪」と満面の笑みで言ってくれるのですが

いや、大丈夫でしょ、もう安心してますよ、と思いながら「ううん、もうさっき確認したからいいわ、ありがとう」

と言いますと「あ……そうですかぁ……では、いってらっしゃいませ……」

ちょっと意気消沈。

うんうん、ホテルマンだもんね、とってもフレッシュマンだけど、

だからこそホテルマンとしての自覚がサービス精神に火をつけるのね、きっと……

なーんて一人考えていた私。

 

そして翌朝。

「おはようございます！　お荷物確認されますか♪　どうぞ、倉庫へ♪」

 

んんん～～～、わかったぞ……あなた、私が確認するごとにチップをもらえると思ってるでしょ

しかーーし、それは甘いのだよ、フレッシュホテルマンくん

でも……そうやって、バリのホテルマンは育っていくのかしら……と

思い出しては一人ニヤリと笑ってしまう出来事なのでした

 

 

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お部屋紹介～ザ・ニルワナリゾート＆スパ

 

それでは The Nirwana Resort & Spa ザ・ニルワナリゾート＆スパ　の

お部屋紹介といたしましょう。

 

お部屋のカテゴリーは

「ガーデンビュー」「デラックスガーデンビュー」「デラックスオーシャンビュー」の３種類。

１部屋１棟のコテージで基本的に造りは同じのようなのですが、

「ガーデンビュー」だけ少しお部屋が狭いようです……が、大差はないような……

といっても実際にお部屋を見たわけではないのですがスタッフ曰く、ほんの少し大きさが違うのだとか。

デラックスの「ガーデンビュー」と「オーシャンビュー」の大きさは同じです。

 

 
私たちが泊ったのはこの、プールを囲んで建っている

（写真には写っていませんが右側にもまだ２棟ほどあります）「デラックスオーシャンビュー」。

たまたまこのカテゴリーしか空いていなかったのでデラックスオーシャンビューになりましたが、

私は「ガーデンビュー」でも全く構わない、と思いました。

 

部屋の扉を開け、テラスから見るとこんな感じです。

確かに海は見えるのですが、私にとっては、

ハワイなんかの大型ビルディングホテルのラナイから大きく美しい海を見るとか、

バリでは、バリの決め事により椰子の木より高い建物は原則ダメということにより階数の高いホテルは

限られてますので、せめてビーチフロントとか、ヴィラの２階から見るとか……

やはり、大きく見渡すような感じがいいなぁ……

と言うよりも……！　 この時は雨季でお天気が悪すぎました

雨も降りますし、いつもどんより曇り空。空がそうなら海もそう……というわけで、

青い空、青い海が目の前に広がっていれば「オーシャンビュー、バンザーイ」

だったかもしれません……ううぅっ……打たれ弱いのです、私……

もう、いいよ、オーシャンビューなんて　……グッスン

 

なーんちゃって。

 

そんなこんなで、私はプールの角に位置するこのお部屋だったのですが、 

 
オーシャンビューというよりは、プールビューという感じで 、

日中の他のゲストがいない時間帯なんかは部屋からそのままプールに直行。

 

 
プールのデッキチェアに寝そべったり、自分の部屋の前の椅子でくつろいだりで

なかなかマイプール風に楽しめました。

 

ただ、写真をご覧頂いても解りますように扉は上から下までのガラス扉となっていますが

部屋の前に植え込みや垣根やそういうものがございません。

プールを楽しむ人たちが普通にすぐ近くに居たり、隣の部屋の人が前を通ったりします。

ですから部屋に居る時は、木のブラインドカーテンがかかっているのですが

光をなるべく通しつつも、見えはしないようにいつも下ろしておかなければなりません。

それで結構部屋の中が暗くなるのが困りました。

 

 
お部屋の中はこんな感じ。とてもシンプルです。

ベッドにかかる天蓋がこれまたロマンティック……と言いたいところですが、

屋根が「アランアラン」という草を編んだものでして、

部屋の中の天井もそのアランアランが編まれたもの、すなわち自然素材なのですが

これの擦れあった粉かなにかなんでしょうかねぇ、

天井からベッドのシーツの上にポロポロと落ちてくるのですよぉ

だからベッドを使っていない時でも、いつも天蓋は閉じてロマンティック仕様にしてました

 

ベッドの足元にテレビがあります。

ライティングデスクはありますが、ソファなどはありません。

 
写真では開いていますが、この右側はドアで仕切られていまして、

入った左側がクローゼット、正面にも棚と、その中にセイフティボックス、

その横に冷蔵庫やコーヒー＆紅茶セット、お湯を湧かせるポットがあります。

ただし、お湯を沸かすにはバスルームの洗面台に持って行かなければなりません……

どこだかのホテルもお湯を沸かそうにもコンセントが近くになく、

ベッド脇の地べたに置かないといけない、なんてことがありましたが、

もうちょっとアレですよね、「機能的」とかそういうことも考えてほしいものです

 

 
こちらがバスルーム。タイルと木を使い、ナチュラルテイストな感じ。

バスタブの奥はガラス張りのシャワールームです。

 

 
バスタブ左の木の窓は全開にすることができ、お部屋を見渡すこともできます。

ちなみに出入りはできません……が、そういえば……！

クローゼットの横の扉を何かの拍子に鍵をして（ドアノブのポチを押して）閉めてしまったようで

全く開かなくなったことがあったのですよぉ～

仕方ないので部屋側からこの木の扉を開けて、よじ登るようにバスルームに入り

扉の鍵を開けて事なきを得た、ということがありました……

あはは、しっかりいろんなことやっちゃってます。

 

「機能的」が聞いて笑っているかもしれませんね

 

 

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The Nirwana Resort & Spa ザ・ニルワナリゾート＆スパ

 

今日は、こないだのバリ滞在時に宿泊しましたもうひとつのホテル、

The Nirwana Resort & Spa ザ・ニルワナリゾート&スパ　をご紹介したいと思います。

 

 

この通りがサヌール方面、パダンバイの港からくる大通りで、

通りの右側にこのようにサインが出ています。

 

このホテル、以下「ニルワナ」と呼びますが、

一応バリ島東部の「Candidasaチャンディダサ」エリアのホテルという事になっているのですが、

本当のチャンディダサと呼ばれるエリアからは結構離れておりまして……。

中心地はこのニルワナをまだ通り越して車で5分、いやそれ以上かかるでしょうか……。

 

ちなみに昼間、その中心地まで散歩がてら歩いて行こうと試みたのですが、

歩けど歩けど、チャンディダサはいずこ……というぐらい見えてきません。

というのも、下の写真をご覧ください。

  

左の写真が、大通りから先ほどのニルワナのサインを右に入ったところなのですが、

このような小道が続いておりまして、初めて到着した時なんかは「高まるリゾートの予感……♪」チックで

非常に良い感じでしたし、ホテル側から見たのが右の写真なのですが、

こちらから見ると「さぁ、気持ちよく散策でも……」って感じございましょ？

ところがホテルの門を出ていざ歩き始めると、たどり着かないたどり着かない……

チャンディダサどころではなく、まずサインのあった大通りまでがなんとも遠いのです。

もちろん写真で見えているあっちとこっちの距離だけではございませんで、

この２～３倍（以上？）の距離があるのですよ～

ですので、ようやく表通りに出ましてチャンディダサ方面に歩き始めたわけですが

３０分ほど経ったときに途中でギブアップ

だって、ようやく先が見えてくるのかなと思ったら左手に広大な緑、大きな山……

えええぇ～～、あの山を迂回ぃ～～？

しかもこの大通りは車で何回か通ってもらってたのですが、見覚えのあるお店も建物も

まだまだ、これっぽっちも見えてきません

 

そんなわけでホテルへUターン　 

こちらがロビー。

今どきのプチリゾート風な作りになっています。

チェックイン時にはこちらでウェルカムドリンクをいただきました♪

 

そのロビーから階段を下り、海の方に向かいますと…… 

 

小さな池にかかる橋があり、この向こうに客室棟、プール、レストランなどがあります。

ニルワナは客室が全部で18という小さなホテルで、全室平屋のコテージタイプ。

 

プールの周りにもコテージが点在。

 

あっ、この写真のプールで泳いでいる女性……！シンガポールからの一人旅の方でして、

プールで何度か顔を合わすうちに彼女から声をかけてくれ、お話しするようになりました。

実は初めは、お顔立ちと雰囲気からインドネシアンチャイニーズ（インドネシアで生まれ育った華僑）と

思っていましたので（単なる勝手な思い込み）、

英語で話しかけられたのですが英語がとんと苦手ですので

「インドネシアの方では？　インドネシア語でもいいですか？」と聞いてみましたところ

「いえ、シンガポーリアンなのです」とのことでしたので、

もう、超といっていいぐらい恥ずかしくなるぐらいの子供レベルの、

……いえ、それ以下の（笑）英語をなんとか引っ張り出し、引っ張り出ししてお話ししました。

いやぁ～、英語……勉強しないと……

 

そんな彼女は、シンガポールの日系製薬会社で忙しく働くキャリアウーマン。

今回はそんな日常を離れたリフレッシュのための一人旅でリゾートを満喫されているようで、

とても素敵な方でした♪

 

なーんて、彼女が写真に写っていましたもので、お……思わずひとり思い出話……すみません

 

話はニルワナにもどりまして……

 

こんな感じの、決して敷地自体は広くないのですが

開放的なデザインの中にコテージが配置され、狭いゆえの圧迫感みたいなものはありませんでした。

 

 

陽が落ちてきますとロマンティックです。

 

 

なかなか絵になるホテルです

 

……といいましても私は母との滞在でしたのでロマンティックの「ロ」の字もあるわけがなく……

 

私が泊っておりました年末年始のニルワナはきっと満室だったと思うのですが、

さきほどの一人旅の彼女、子供連れのファミリーが３組、私たち母娘とギャラリー華のスタッフ……

それ以外は見事にみなさんカップルでお越しのようでした。 

ただし、カップルは確かに多かったですがお子様連れも多かったわけですし、

雰囲気的にも決してカップルだけのためのホテル……というわけではない感じのホテルでございます。

 

 

ニューイヤーズイブ。

普段とは違ってプールの周りにレストランのテーブルを並べ、

特別ディナーパーティのセッティングが夕方から始まりました。

とても可愛らしい飾り付けです♪

 

ニルワナは、全員出席の「ニューイヤーズイブ・ガラパーティ」、

別の言い方で言う、いわゆる「強制ディナー」（笑）と呼ばれるディナーはありませんでした。

でもこのプールの周りで特別ブッフェディナー……が行われるはずだったのですが、

この日もこの直後に雨が降り出し（なにしろ雨季で連日雨続きでした）

スタッフが急いでいつものレストラン棟にセッティングし直すというハプニングも……。

 

この後、雨はすぐやんだのですが、結局そのままレストランでのディナーとなりました。

屋外ではありませんでしたが扉を開け放ち、

炭火をバタバタとあおいでのサテ（串焼き）バーベキューなどもあり、とてもおいしく、

また、楽しく過ごすことができました。

 

では、いつかの機会にお部屋もご紹介致しましょう。

それではみなさまごきげんよう

 

 

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スーパーで見るバリ人気質

 

バリのですね、スーパーの話を前回、前々回としたのですが、

このスーパーで見えてくるバリ人気質というものがあります。

「私とは絶対違う」と思えるその気質とは……

 

実は以前にもバリ人の性格、気質について書いたことがありまして、その時は「明るい」とか、

「知ったかぶりをする」とか、そういうことだったのですが（その時の記事はこちら　や　こちら）、

今回はまたちょっと違う一面……。

 

スーパーのレジの人なんかにも多いのですが、

「なんでそんなやる気なし子さんなんですか」と驚いてしまうぐらいの恐ろしくスローモーなところ。

ホントびっくりしちゃいます。

 

日本人というか日本の社会って、先輩や上司、偉いさんにもちろん指導されてるからもありますが

誰が見てようが見てなかろうが、例えばスーパーのレジ係だったらですよ、

早くすればお客さんが早く支払いを済ませられるから……なんてこともいちいち考えなくても

こう、なんていうんですか、生産性を上げるというか、自分なりに工夫したり努力したり

少しでも良くしようと思いますよね。

でもバリのある種の人は（もちろんバリの人すべてがそういうわけではないですので）

も～～～、寝そうになるぐらい全てがスローモー。

 

レジにはバーコードもついてるわけです。

日本ではたとえお客さんが並んでなくても、なんの文句もないぐらいピッピ、ピッピとしてくれますよ。

ところがバリ……。

商品を手に取る……ノソォ～……

バーコードのついてる場所を探す……手首をクル～～（←商品の裏面を見るために手首を返している）

あぁ……ここにあったわぁ…………両手で読み取り機の前に……ノソォ～

もう隣りのレジ、二人済んだわよっ

 

これをですね、別に私は急がなければならないと思っているわけでもないですし、

バリ人のゆっくりしたテンポ、そんなところも愛すべきところですから全然問題ないんですけどね、

どんどんどんどん列が長くなっていったり（たくさんレジのあるところだけじゃないですので……）することに

プレッシャーを感じないのかなぁ、と……この神経のの太さ、腹の据わった感じがバリ人だなぁ、

私とは絶対に違うなぁ、と思うのです。

普通、多少なりとも焦りませんか？

でもバリのお姉さまがた（若い男のコにもこのタイプいますが）、全く動じず。

しかも並んでるお客さんは、バリ人だから同じくスローモーでゆっくり待ってるかと思いきや

順番を抜かそうとしたり、我先にと横から手をぐいぐい伸ばして

商品を無理にレジに置いたりするぐらいのイラチも多し……意外……

早く、早く、と暗にプレッシャーをかけるお客さんの列を前にして、堂々のゆっくりっぷり。

いやぁ、あっぱれ

 

それでもって、そういう一人で何人ものお客さんの列を前にして孤軍奮闘してる人がいるとしますよね、

そこに同僚とかがどこかから戻ってきて、そのレジの中に入る……というよく見るパターンなのですが、

並んでるこちらも当然、その同僚が手伝って早く列を減らそうとするのかな、なんて思うじゃないですか、

しかーーーーし、それは全くもってありえない考えで、

たいていその同僚は横でなんだかんだとベチャベチャ無駄話して笑ってるだけで、

手伝うとか「お客様が待っていらっしゃるから」とか、そういうのこれっっぽっちもないのですよね。

いやぁ、これまたあっぱれ

 

明るい、知ったかぶりをする、に続くバリ人気質、その３……多少のことでは動じない

そんな感じで……いかがでしょう

 

■今日のオマケ
 
（厳密にいうと、レジスターを使用しているわけではないので「レジ」と呼んでいいものかどうか
疑問ですが）コンピューターのレジシステムの「お金入れ」は使いこまれた木の引き出し。
このアンバランスがバリのバランスです。
 

 

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スーパーの不思議システム

 

前回はバリのスーパーマーケット「ティアラデワタ」のお話を書いたのですが（その記事はこちら）

バリの……と言いますか、インドネシアのスーパーって面倒に感じることがいくつかあるんですよね～。

 

まず一つがフロアの手前で荷物を預けなきゃいけないこと。

最近は、自分のバッグまで預けろと言われることはなくなったのですが

昔は小さなバッグやポシェットでも預けて（預け札をもらいます）から

入らなけれなならないところが多かったのです。

 

それは、要するに窃盗・万引き防止のためなのですが、

昔、長期のインドネシア旅行を繰り返して滞在してました時にはこのシステムにすっかり慣れてしまい、

日本に帰った時には逆にバッグを持ってスーパーの中を歩くことにとても罪悪感を感じ、

我ながら驚いてしまったことがあります。

「私はバッグを持っているけれど、わかって下さい！　私は万引きなんてしません！」と

一人ひそかに心の中で叫んでいました　周りの人もみんなそうですのにね

 

しかし、なぜか今では個人のバッグはおとがめなしになったようです、

が、依然として買い物後のスーパーの袋などはやはり預けるように言われます。

 

ちなみに「ティアラデワタ」には大きなコインロッカーがありまして、

そこに荷物を預けるということになっています。

これは、私は日本では見たことがなく、一般的なコインロッカーとは使用方法が異なっています。

そしてこの使い方を今まで何回も聞いてるのですが、ロッカーの前にスタッフのコがいて

結局は全部やってくれるものですから、結局聞いたことはあまり覚えていない……あはは、あほです

 

でも、まずロッカーのスタッフにコインをもらいます、というか借りますでしょ、

そのコインを「１」とか「２」とか「３」とか書かれているところの（上の写真をご参照くださいね）

コイン投入口へ入れますと、空いてるロッカーの扉が勝手にパンッと開きますので

そこに荷物を入れます。

そしてそのまま扉をバタンと押して閉めますと鍵がかかり、さきほど入れたコイン投入口のところから

レシートのような、印字された紙が出てきますのでこれを取ります。

これが、荷物を取り出すときに必要となるものですので失くしてはいけません。

大切に持っておきます。

そして荷物を取り出すときにはレシートに書かれた結構細かな数字の羅列を

コイン投入口の上のテンキーで押します。

すると、あら不思議（……でもありませんが　）さきほど荷物を入れた扉が勝手に開く、

という具合になっております……と、たしかこんな感じで使うのだったような気がします……

た……多分……

 

それからもうひとつですね、バリのスーパーで面倒に感じるのが……

日本と同様、食品などは買い物カゴやカートに入れ、最後にレジに並んで支払いを済ませるのですが、

例えば靴屋さんとか、ジーンズとか、化粧品とか……そういう、それぞれのショップがありますよね、

これが、日本でなら二通り考えられるのですが、

大型スーパーなどでしたら靴もジーンズもスーパーの売り場の一つということで、

靴もジーンズも一緒にしてレジに持って行く、というパターンと

その売り場はそれぞれ経営の異なるショップなので、それぞれにその場で支払う、というパターン。

そして不思議なのがインドネシアの支払いシステム。

 

インドネシアの場合、それぞれは決して別経営のショップでは

無いように思うのですが（あくまでも推測ですが）、例えば、ジーンズを買いますでしょ？　

するとジーンズショップのお姉さんらしき人はその場で伝票を書き、その伝票だけを私にくれます。

そしてその伝票を書いたおねえさんは総合レジのようなところに私のジーンズを持って行き、

私もやっぱりその伝票を持って同じレジへ行きます。

レジで伝票を渡しますと、お姉さんが持ってきたジーンズがレジの後ろの棚に

伝票の控えと共に置かれているので、レジ係の人はおもむろにそれを取り出し、レジを打ちます。

そこでお金を払い、商品を受け取ります。

 

や……ややこしくないですかぁ

とっても非生産的に思えるのは私だけでしょうか……。

 「荷物を預けろ」といい、「商品は私が持って行きます、あなたは伝票だけ」といい、

疑り深いんじゃないの～　なーんて思ってしまいます

商品と伝票を一緒に渡して「レジへ持って行って下さい」でいいじゃない、

なんでそんな回りくどいことをするのかしら？？？

 

でも、そういえば日本でもそういうシステムがデパートなんかで残っているような……。

レジというようなところがなく、「これ買います」というと

販売員の方が支払いのお金と商品を持ってどこかに行って、

お釣りとレシートと商品を持って戻ってくる、という……。

デパートで働いたことがないので詳しくはわからないのですが、

なんか日本のデパートも独特のシステムですよね。

 

郷へ入っては郷へ従えですからバリの「荷物預けて下さい」も全くかまわないんですが、

この支払い方だけはどうも「面倒なことをしてるな～」と、その度に思ってしまうのです。

横のフロアではバーコードとか使って普通にレジをしているのに

ちょっと離れれば、こちらはなぜかかたくなに複写式の伝票……う～ん、よくわかりません

なぜ今だにこのやり方をし続けるのか……

どなたかご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えて下さい

 

 

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私の好きなスープルマルケッ

 

前回、マデ男くんの英語がインドネシアなまりになってくると

「パーティー party」のことを「パルティ」なんて言いだしちゃう、というお話をしたのですが、

基本的にバリ人・インドネシア人の英語って独特です

日本人の英語もカタカナ英語とかよく言われますが、

バリ人も英語の表記をそのままインドネシア語読みで発音しちゃいます。

だから「party」は「パルティ」なんですが……

というわけで、そうです、「super market」は「スープルマルケッ」　

はい、みなさんご一緒に……スープルマルケッ

 

そんなこんなで、バリ島はデンパサールの「ティアラデワタ」というスーパー。

あ、ちなみに欧米諸国でもそうでしょうが、「スーパー」「スーパー」と日本人は略しますが

バリ人・インドネシア人もそれをヘンテコに思います。

「super」はあくまでも「market」への装飾の言葉であって、

「スーパー」という言葉に、何らマーケット・市場の意味はないですものね～。

といいつつ、私も日本人ですので何はばかることなく「スーパー」と言ってますが……

 

はい、話しは戻って「ティアラデワタ」というスーパー。私はここが大好きです

外資のスーパーや、大型ショッピングモールも昨今数々出来ていますが、

ここは何といっても昔ながらの、独自の路線をひた走るローカルさ満載のワンダーランド

ん？　ちょっと言い過ぎかしら

 

ゲームコーナーやミニ遊園地みたいなものもあるのですが、どことなくレトロ。

自分の子供のころを思い出して懐かしく感じます。

 

と言いましても、私一人ではこういうところに足を踏み入れて遊ぶわけではないのですが

マデ男家族と一緒におでかけ、という時にはチビたちもおりますので

彼らが遊ぶのを見ていたりします。

 

「プナクッ（penakut　＝　こわがり）」のうちのお子たちもこの電車なら何とか乗れます。

何とか、なところが可愛いです

 
■こっちを振り返っている黒いＴシャツが長男ワヤン（仮名）、手前がデデ（仮名）

 

大きなパンダや熊のぬいぐるみのようなロボットに乗ってフロアを歩くものがあったのですが

チビのほうは泣いてこわがります。デデ、もう小学生でしょ

でもおもしろいのがこれとはまた別の、お金を入れるとその場でギッコギッコと動く

バスの乗り物に乗ったデデ。「こわがりなんかじゃないも～ん」というアピールなのか

両手を上げて「イェ～イ」なんて言っておるのです……吹き出してしまいました

絶叫マシーンじゃないわよ～。そんなん、３つの子供でも乗れるわっ

 

しかしそんな彼らは、実はこのスーパーより近くの「ラマヤナ」というところが好きなのです。

私が「じゃあ今日はスープルマルケッに行こう！」というところまでは喜ぶのですが

「よし、ティアラデワタに行こう！」というとハッキリとは言いませんが少しさびしそうな顔をします

私もラマヤナの方が喜ぶことは知っているのですがね……

でも、ティアラデワタの方がおもしろいんだもん　許してね。

 

なにがおもしろいのかというと……何なんでしょうかねぇ……あはは

多分、一番初めにバリに行った時、それこそ２０年ほど前になりますが、

その頃からバリに行く度に行ってたスーパーということもあり、

自分にとって思いがたくさんある場所なんでしょうねぇ……。

近くの「マタハリ（デパート）」やラマヤナなんかももちろん行ったことはあるのですが

なんか違う

 

 洋書ではない本たちがそろう書店、家で待つ家族のための食事が見えてくる隣の人のカート……

ティアラデワタかから見える普通のバリの人々の日常が私は好きなのだと思います。

 

それと、これは個人的な思いなのでしょうが

ほとんど変わっていないんじゃないかと思うその造りや併設のプールから上がる子供たちの歓声、

フードコートのメニュー、レジの女性の緩慢な所作、店内に流れるアナウンスの女性の声……

今行っても２０年前にタイムスリップしてしまいそうな、

変わることのないあらゆる事柄が追憶に拍車をかけます。

 

願わくば、最新型スーパーなどにはならなくていいから、ずっとそのままでいてほしい。

もちろん、たんなる旅行者のノスタルジックな戯言とはわかっているのですが……

 



 

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マデ男くんの生き方講座

 

前回、マデ男んちで元旦のパルキー……じゃない、パルティをしていて

グラッツィア奥様がやってきて、ワイワイガヤガヤと盛り上がり……

というようなお話しだったのですが（前回の記事はこちら）、

我らがマデ男くんがなんとも感慨深いことを言うのです。

 

バリ島……インドネシアのバリ島というところは観光産業で成り立っているようなところです。

もちろん農業も漁業も大切な産業でですが（他にもたくさんありますが）、

今のバリ島という島の経済を大きく支えているのはやはり観光産業です。

しかしそれでもバリの人々は決して経済的に裕福ではありません。

 

これはいろんな考え方にもよりますので、決して簡単に語れることではないのですが、

「私たち日本人の経済観念からすると」という視点から、

「世界の国々からバリで滞在することを求めてやってくる人々」の視点からすると、という

前置き付きで言えばの話ですがバリの多くの人々は経済的に裕福ではありません。

 

マデ男んちだってまだまだ「バリの多くの人々」の中の一家族で

きれいな大きな家を建てるわけでもなく、高い装飾品で身を飾ることもなく、

衣服にお金をかけるでもなく、食べるものもつつましく……そんな生活を送っています。

 

そんなマデ男が私のiPhoneを「バグース、バグースbagus！」、いいねぇ！　と言います。

「ちょっと見せてよ」「ヤダ。ヘンになったらイヤだもん（なんかゴチャゴチャ触られて

消えたりしたらイヤでしょ？　セコイ？）私がやって見せてあげる」と、

iPhone の画面をフリックして（指で滑らせて）ページをめくったりして見せてあげました。

 

「すごいよな～、いくらしたの？」

日本の多くの携帯電話の購入の仕方、分割で月々落とされて、でも通話料と相殺されてたり……

というものだったので本当に定価というのがいくらだったか全く覚えていなかった私は

「んん～、７万円ぐらいだったかなぁ」と答えたのですが……

今調べてみるとすっかり嘘っぱち。４万円程度だったようです

「すげー」とマデ男。そりゃ、倍近く高く言っちゃったしね、すまぬすまぬ

 

それを聞いてたグラッツィア奥様のライさん、マデ男に「え？　いくらって？」

マデ男がそれをインドネシアルピアに換算していうとライさん、口をポカンと開けて天を仰ぐ。

そりゃお給料３カ月分ぐらいだもんね（ウソの７万円としてですが　）

 

そこでアメリカナイズならぬ、私たちとの長年の付き合いでジャパナイズされたマデ男くん、

「でもねライ、日本では家賃も高いし、会社に通うのだってお金がかかる、

食費もかかるし、何を買ってもバリの何倍もするんだ、とにかく物価がめちゃくちゃ高いんだよ。

それでも日本人はとてもまじめに仕事も一生懸命働いてがんばっているんだよ」

と説明をしてくれた。えらいぞ、マデ男。

 

するとライさん「日本人ってよく働くそうね」と素朴な疑問っぽく質問を投げかける。

「そうね、９時から５時っていわれてるけど、たくさんの人がもっと遅くまで働いているでしょうね。

時間を決められてなくても、自分の仕事に納得がいくまでいくらでも働くという人も多いしね」

「じゃあ好きでやってるのなら幸せね」

「そうね、不幸だとは思わないけれど……でも、だったらなぜこんなに日本人をはじめ

世界中からこのバリ島に人々がやってくるんでしょうね」

するとマデ男が「ライ、僕たちこそ幸せなんだよ。仕事はそれなりにして、しんどくなったら休憩

それでまた仕事して、しんどくなったら休憩　休みたかったら休む。疲れたら休憩

祭事があったら仕事は休む。行かなきゃいかなくなったら行く。いやなことはしない。

朝から晩まで、家族と顔を合わせる時間もないぐらい働いて稼ぐ大金より

楽しい仲間と楽しく働いて、家族と楽しく過ごして、食べて、飲んで、笑ってる時間の方が

僕は大切だと思うよ」

 

……そうなのよ……そう、その通り。

 

日本は戦後、経済の復興、発展を遂げるために

アメリカに追いつけ追い越せの必死の努力をしてき（たと聞き）ました。

でもこのようなバリの中核を担う世代が、当時の日本のように……

いえ、まだ今の日本もそうかもしれませんが、そんな日本のようにシャカリキになって

お金を得ることに必死になるのではなく、個々の幸せをきちんと見据えて日々の生活を送っていることが

ちょっと意外だったとともに、そんなマデ男をちょっと見直しました。

 

時にスットコドッコイなやつですが、我が弟、マデ男よ……

iPhone　も欲しいかもしれません。新しい車も欲しいかもしれません。

でもあなたは単に物にとらわれるのではなく、

私があなたたちと共にいて楽しく、幸せなひと時だと感じるような

あったかな居心地をいつまでも持っていてくれるマデ男であると思います。

あなたがいつまでも幸せでありますように。

 

ってか、あんた携帯最近どんどん買い変えてるね～

新しいバイクも一台買ったんだって？ 

それと……自由に働くのもいいけどFacebookを１日に１０回も２０回も更新するのはやめなさい

わはは……お姉ちゃんからの進言でした

 

■今日のオマケ

食事もそっちのけで携帯を持ってFacebook に必死のライさんカデさん夫妻
いや、もうマデ男もそうですけど、みんなFacebook の虜（とりこ）状態になっちゃってます

 

 

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バリ人、マデ男宅でのパルティの夕べ

 

バリの、家族のように付き合いをしているマデ男（仮名）くんちでの出来事です。

 

この日は元旦。そう2011年1月1日のことでした。

バリのヒンドゥー教徒はバリの暦に則って新年を迎えますので、

西暦での1月1日を特にお祝いすることはないらしいのですが

観光客を相手にするホテルなどの従事者は仕事としてもパーティーがありますし、

あとの個人は観光客の多い地方ということで分かれるのか、各家庭によるのか判りませんが

近年は年越しのパーティーをする者も多く、花火などでもとっても盛り上がっています。

 

そんな12月31日……は、実はマデ男とは別行動だったのですが、

彼の家にも友達が家族連れでやってきて、お酒を飲み、花火をして大いに盛り上がったそうです。

で、その翌日。元旦の夜のこと。

 

夜、マデ男の家に着きまして……

食事をすることになっていたのですが、マデ男の奥さんリリー（仮名）はご飯を作りませんので

（その詳細についてはこちらを）この日もマデ男宅から近くのレストランに電話で注文しておいて

後で取りに行くというブンクス（持ち帰り）方式をとりました。

 

そして、豪華ではありませんがお料理数品がテーブルに並び、乾杯ぃ～

こんな時、いつもマデ男は「パーティーだ、パーティだ、さぁ、飲もう！」と言います。

と言ってもインドネシア語でパーティは「ペスタ」と言いますので

「ペスタ、ペスタ、アヨ、ミヌン！」というのですが、たまに英語が出てきます。「party」「party」。

マデ男はホテル勤めなので一応英語も達者です。

しかし、ホテルでお客さんと話している時は結構ちゃんとした英語なのでしょうが（た、多分……）

私などとしゃべっていると、彼にとってラクチンなインドネシア語なまりになってきますし、

お酒などを飲んでますと、飲むほどにひどいなまりの英語（ほぼ原型なし……ってぐらいの）に

なってきますので「パルティ、パルティ」と何語かわからない言葉を発しています

「パルティ、パルティ！」　

んん～、そんな名前のウィンナーがあったよなぁ～

 

と、そんなことを考えておりましたらマデ男の友達夫婦がやってきました。

奥様はパルティ ＾＾　だからか、素敵なバティックのお召し物に

肩からこれまた素敵なストールを巻いてとってもお洒落。

 

手土産にマルタバ（小麦粉の生地に、色々なもの（この日のは刻んだ野菜）をのせて、たたんで、揚げた

軽食のようなもの）まで持ってきてくれ、今まで見たワヤ男の友達たちとは、ちと違う。

う～ん、なかなかやるな……。

 

イメージは「Grazia グラッツィア」（←お洒落な奥様ファッション誌）とかに出てくる素敵な奥様風。

なのに、バリ人女性には珍しくタバコはスパスパ吸うわ、声も笑いも豪快で……

んん～、現代を生きてるって感じ。

話していても自分の意見をまっすぐに放ち、でも嫌味なところは全然なく

とても好感のもてるライさんでした。

 

そんなライさん、夫のカデさん、そしてわが友人マデ男とリリー、またその長男ワヤン（仮名）までもが

はまってるのがFacebook。

今日現在でも、世界中でFacebookは話題となっていますが、

この時もFacebookやコンピュータ、携帯電話などが話の発端となり

それぞれの熱い人生観が繰り広げられました。

 

バリ人のグラッツィア奥様ライさんは！　その夫カデさんは！　ノー天気野郎マデ男くんは！

一体、何を想ってバリに生きるのか……！

そんな壮大なテーマをバリのデンパサールの夜空の下で語り合ったのです……少しだけ

 

で、その社会的かつ世界を変えてしまうかもしれない、

マルタバつまみながら語って、ビンタン☆ビール飲み過ぎて眠くなりながら耳を傾けて、

誰かはやっぱりFacebookに夢中になって聞いていたのかどうかわからないお話（ダメじゃん）は

次回ということで、乞うご期待！

 

いやぁ……でも、ひっぱるワケじゃないですけど、彼らの思いは意外で感慨深いものがありました。

今を生きるバリ人の、またある一面を垣間見たように思いました。これはホント。

それではまた次回に♪　ごきげんよう♪

 

 

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